現代人でも多くの方が悩んでいる病気として通風がありますが、日本でこの病気が増えてきたのは食事が大きく関係しているといわれているのです。
なぜならば通風の原因になるのは高尿酸血症と呼ばれるものです。これは尿として排出される尿酸の量と体内で作られる尿酸の量とのバランスが崩れてしまうことによって引き起こされます。
この原因になるといわれているのが栄養の過剰摂取やアルコールの取りすぎ、そして肥満や遺伝的なものも関係しているようなのです。
通風の原因の一つでもある食事に関することは、日常において誰でも注意すれば変えていくことができる非常に重要なポイントになります。
もともと日本人の食事というのは通風とは縁遠い、質素なものが一般的でした。主に穀物や野菜、海藻や魚介類などを摂取するようにしており肉を好んで食べるようになったのはここ100年以内だと言われています。
通風と食べ物
そのために長い間かけて進化してきた日本人の胃腸は栄養をできるだけ吸収しやすいようになったままで、実際に日本人の腸の長さは欧米人に比べると何倍もあるといわれており、これは少ない栄養をできるだけ吸収できるように進化した結果だといわれています。
また、このことから日本人は大腸がんになる確率が欧米諸国に近づきつつあります。近年の日本の食事は通風の原因になるような栄養の過剰摂取に欧米型の食事が増えてきていることが指摘されています。
私が小学生の時に給食は二日に一回は洋食でしたし、現在の食生活も肉を全く食べない日というのはめったにないように思います。そのような食事の変化から、通風になる人が増えてきているのではないでしょうか。
通風の予防
現在は通風を悪化させないためにはできるだけ暴飲暴食をしないとか、アルコールを取らないようにするなどの方法が知られています。
しかし一度症状として出てしまったものは食事の改善だけでは中々完治することが難しいといわれています。
ですからできるだけ発症する前に予防するということがとても大事なことなのです。実際に昨今の医療現場では予防医療に積極的に取り組んでいる医療機関が増えてきています。
実際に病気が発症してしまってからでは、通風治療の手段は限られたものになってしまいます。ですからできるだけ発症しないように普段の生活から気をつけることが大切なのです。
若いからといって栄養バランスに偏った食生活を送っていると、将来それまでの反動が出てきやすくなりますから食事には注意していきたいものです。