外反母趾の方でも安心してはくことができるパンプスやサンダルもあります。外反母趾に悩む女性はたいへん多いです。外反母趾とは、足の親指の付け根が外側に飛び出して、親指が小指の方へ曲がってしまう病気です。
もともと足の親指は小指側へ向いており、5?10度ほど曲がっています。しかし、外反母趾になると、15?20度、重症になるとそれ以上曲がってきてしまうのです。
ひどくなると親指の付け根の第一中足骨が外側へ大きく飛び出し、その部分が靴に当たるので炎症を起こしたり、激痛が走ったりすることもあります。
人の足は、体に対して小さい面積で全身の体重を支えています。大きな荷重を支えるためにタテとヨコにアーチがあり、力をうまく分散して支えるようになっています。
しかし、外反母趾が進むと、第一中足骨が内側に開いてしまいます。すると、開帳足といってヨコ方向のアーチが平らになっていきます。ヨコのアーチがなくなってくると、必然的にタテのアーチのバランスも崩れていき、足の裏にある土踏まずがなくなってきます。
ここまで足のバランスがくずれてしまうと、足が体重を支えられなくなってきて、踏ん張りがきかなくなるので、疲れやすくなります。さらに日常生活に支障をきたすほどに重症化することもあるのです。
外反母趾と予防
原因としては、もっとも多いのが靴による障害でしょう。パンプスのようにつま先が細くて華奢な、かかとの高い靴を長期にわたってはいていると、次第に足の親指に変形をきたします。
じん帯や筋力が弱いと、さらに悪化させやすくなります。パンプスをはいて長時間立っていなくてはならない接客業の女性には多い病気で、とても辛いですね。
足の親指の付け根が出っ張ってきたり、靴ずれを起こして痛いようなら、早めに治療を開始することをおすすめします。まだ自覚症状が無くても、靴の裏が外側だけすり減っているなど、通常と違う減り方をしているようなら予備軍の可能性があります。
そんな時は、靴選びから見直すことが大切です。もしおしゃれのためにと痛い靴を我慢してはいているなら、やめましょう。楽にはける靴の中に、足のアーチを人工的に作る中敷きを敷いたり、薬局や靴屋さんにある外反母趾用のパッドやテープを使う方法もあります。
外反母趾専用のパンプス
でも「どうしてもパンプスやサンダルをはきたい」「パンプスをはかなくてはならない職場にいる」という方にお勧めなのが、外反母趾専用のパンプスやサンダルです。
ヨコにもゆとりがあり、タテのアーチをつぶさない構造で、足裏にもアーチを押し上げる工夫がされています。
ヒールも楽に歩けるように工夫されていますから、立ち仕事で疲れる方にも安心です。
現在は、女性だけでなく男性や子どもにも発生しています。外反母趾に気付かずに放置しておくと、骨や皮膚に傷が残るような炎症が起きたり、腰痛や肩こり、頭痛など全身に影響がでることもあります。
子どもは、靴がすぐに小さくなって足を圧迫します。子どもの足の異常を見逃すと、その後の成長にも響きかねません。家族の足や靴の裏をよく観察し、足に合った靴選びをしてください。